2023年下期オーラルケア市場、高機能化による規模拡大が継続

週刊粧業 2023年10月30日号 1ページ

カンタンに言うと

  • コロナ禍にて衛生意識が拡大、歯周病予防で市場が活性化
  • 国民皆歯科健診により市場に変化、人口減少も単価アップで市場拡大
2023年下期オーラルケア市場、高機能化による規模拡大が継続
 オーラルケア市場は、衛生意識の高まりとパーソナル化に伴う高付加価値化によって拡大傾向が続いている。また、政府が発表した「経済財政運営と改革の基本方針 2022」においては、国民皆歯科健診の具体的な検討が進んだことで、オーラルケアを重要視する流れが強まっており、今後もさらなる市場拡大が予想される。

 今特集では、現在の注力施策や11月8日の「いい歯の日」に向けた取り組みなどについて、関連企業8社に話を伺った。

コロナ禍にて衛生意識が拡大、
歯周病予防で市場が活性化

 オーラルケア市場は、コロナ禍を経て生活者の口腔内の健康に対する意識が向上し、伸長傾向にある。

 脱マスクが進む一方で、対人コミュニケーションの増加によって、口元への意識はさらに高まっている。また、外出機会の増加やテレワークの機会減少によって、旅行用ハミガキセットなどコロナ禍で落ち込んでいたトラベルカテゴリーが再拡大している。

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