パーソナライズドコスメ、体験を重視した消費行動に対応

週刊粧業 2023年11月6日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 生活や価値観の多様化が進みパーソナライズ商品が台頭
  • 人の介在でオススメに納得感、OMOで新たなサービスも
パーソナライズドコスメ、体験を重視した消費行動に対応
 化粧品業界でパーソナライズサービスが広がりを見せている。デジタルマーケティングが主流化する中、大手からスタートアップまで企業規模を問わず、1人ひとりの好みに合ったパーソナライズされたユーザー体験(UX)を進化させる動きが加速している。

生活や価値観の多様化が進み
パーソナライズ商品が台頭

 化粧品を中心としたビューティ系のパーソナライズサービスの広がりは、コロナ禍で在宅時間の増加やマスク生活による肌悩みが増えたことで、自身の肌やスキンケアへの関心を高めたことも背景にある。

 同時期には、パーソナルカラー診断や骨格診断などの診断コンテンツもトレンドになっているように、情報量が増えたことで自分に合った商品やサービスを選択することが難しくなり、失敗したくない消費行動をとる傾向も見られている。

 セルフケアの意識や買い物で失敗したくない心理の高まりにより、パーソナライズされた顧客体験への関心が高まっているといえ、そうした消費者心理に着目したパーソナライズブランドや関連したサービスが年々増えている。

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