資生堂、新価値提供とビジネス変革を牽引する専門家集団の育成めざす

週刊粧業 2024年1月1日号 32ページ

資生堂、新価値提供とビジネス変革を牽引する専門家集団の育成めざす
 資生堂は2021年7月、グローバルでのデジタル・IT領域で多くの支援実績を持つアクセンチュア社と合弁会社「資生堂インタラクティブビューティー」(以下、SIB)を設立した。

 SIBでは、アクセンチュア社からの人材と知見を取り入れ、ビューティー領域に特化したデジタル・ITの戦略機能子会社ならではのスピードとイノベーションにより、資生堂のIT機能の拡充だけでなく、さらなるDXの加速によって、新たなデジタルマーケティング戦略の強化を進めている。

 これまで取り組んできたSIBの人材育成について、坪根雅史氏に話を伺った。

 ――DX推進で目指す目標と、それに向けて今どのような基盤や体制を構築されていますか。

 坪根 SIBが設立時に掲げたビジョン「原点を大切にし、デジタルとテクノロジーのプロフェッショナル集団として革新的なビューティー体験を共創し続け、Global №1 Data Driven Skin Beauty Companyへの変革をけん引する」の実現には、ビューティーに精通するデジタル・IT専門家集団へと進化する必要がある。

 そこで、我々は大きく3つのチャレンジに率先して取り組んでいる。

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