コーセー、Maison KOSÉ 全米1号店をロサンゼルスにオープン

粧業日報 2024年6月20日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 日本の化粧文化とコーセー独自の顧客体験を発信
コーセー、Maison KOSÉ 全米1号店をロサンゼルスにオープン

 コーセーは6月7日、現地法人・コーセーアメリカ(KOSÉ AMERICA,INC.)が管轄する米国・ロサンゼルスに、新しい顧客体験の発信拠点である直営店「Maison KOSÉ」をオープンした。同社独自の商品やサービスを通じて日本の化粧文化をアメリカに発信する役割を果たしていく。

 同社では、創業80周年に向けた中長期ビジョン「VISION 2026」の中で掲げる新しい顧客づくりの取り組みとしてとして、グローバル(Global)・ジェンダー(Gender)・ジェネレーション(Generation)のそれぞれの頭文字をとった「3G」をテーマに、性別や年齢に捉われず、世界中の人々に寄り添いながら顧客の創造に取り組んでいる。

 その「グローバル(Global)」にあたる米国市場での取り組みについては、コーセーアメリカにて、一部百貨店などとの取引や自社ECを通じて市場開拓を進めながら事業を拡大している。

 今回、米国におけるさらなる認知度拡大を推進するため、コーセーの代表ブランドやサービスを揃えた直営店を、米国でも指折りのトレンドとカルチャーを発信するロサンゼルスに構えることで、独自価値を発信するとともに米国市場の動向をキャッチしていく。

 今回オープンした「Maison KOSÉ」では、「商品」「カウンセリング」「エンターテイメント」の3つをキーワードに日本の化粧文化を発信していく。

 重点グローバルブランド「コスメデコルテ」「雪肌精」「アディクション」をはじめとする同社の展開するブランドを一堂に集め、試してもらう場を提供。顧客は、化粧品の購入はもちろん、化粧品を使った楽しいコンテンツによる美容体験「ビューティアトラクション」を楽しむことができる。


 子どもから大人まで楽しめる遊び心を取り入れた「メーク体験」や、肌診断機でスキャンした顔の3Dデータを受け取れる「肌診断体験」、役目を終えた化粧品から生まれた絵具での「スミンクアート体験」、メッセージを刻印できるリボンでの「ギフト体験」など、美容に関わる新たな体験で顧客に「私らしい美の発見」を提供していく。

 いずれの体験も最新のテクノロジーを取り入れながら、同社が長年培ってきたカウンセリングを重視し、一人ひとりのニーズにきめ細かく対応。日本の化粧品の品質、サービスの価値を、米国の生活者に直接届けていく。

 オープン時には、グローバル広告契約している大谷翔平選手のVMD展開を実施する。コーセーアメリカとしてもグローバル・アンバサダー契約をしており、これまでも広告展開を通じて化粧品で肌を守ることの重要性をアメリカで発信してきた。

 ロサンゼルスを拠点に世界で活躍する大谷選手とともに、今後も顧客接点を創出しながら同社の独自価値を発信し、化粧品や美容を通じて世界中の顧客の肌と心に潤いや彩りを提供していくことを目指す。

 Maison KOSÉ(ロサンゼルス)店舗概要/店舗名=Maison KOSÉ▽所在地=400 S. Baldwin Ave. Suite 231 Arcadia CA 91007 The Shops at Santa Anita▽オープン日=2024年6月5日(アメリカ・現地時間)▽営業時間=10:00~21:00▽取扱ブランド=コスメデコルテ、雪肌精、アディクション、ジルスチュアート、インフィニティ、ONE BY KOSÉ、スティーブンノル、ネイルホリック、米肌、ソフティモ、マニフィークなど


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