ファブリックケア市場、高付加価値製品の提案相次ぐ

週刊粧業 2024年6月24日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 洗濯洗剤、除菌・防臭など多機能品が好調、容器のリサイクルに注目集まる
  • 柔軟剤、香りが商品選びの重要なファクターに
ファブリックケア市場、高付加価値製品の提案相次ぐ

 ファブリックケア市場では、消臭・抗菌・部屋干し臭対策、自動投入専用など、多岐にわたる高付加価値製品が提案されている。一方で、少子高齢化の進行や値上げの影響により、消費者の節約志向も強まっている。そのため、高付加価値を提案しつつ、コストパフォーマンスの良さを訴求することが必要不可欠になるだろう。

 本特集では、各社の注力商品や新商品、現在の取り組みについて話を伺った。

洗濯洗剤、除菌・防臭など多機能品が
好調、容器のリサイクルに注目集まる

 2023年の洗濯洗剤市場は、値上げの影響が大きく、全体的に停滞ぎみだったが、日本石鹸洗剤工業会(JSDA)によると、石けんの販売は前年比で数量101%、金額105%まで回復した。業界全体で容器包装プラスチック使用量の削減への取り組みや、水平リサイクルの取り組み・製品化が進んでいる。

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