カンタンに言うと
コーセーは、iPS細胞を用いたパーソナライズ美容商品の開発・提供に向けて、医療グレードのiPS細胞の作製・培養管理(保管)を行うアイ・ピース(本社=米国)、iPS細胞抽出成分(iPSF)を提供するレジュ(本社=東京)と技術提携し、年内より実証実験をスタートする。
実証実験は、コーセー、アイ・ピース、提携する医療機関で行い、2026年からパーソナライズ美容の新事業として展開していく計画だ。
コーセーの経営企画部経営戦略室の田中健一室長は、「まずは日本国内で安心してご利用いただけるオペレーションを確立し、新しいパーソナライズ美容をグローバルに広げていきたい」と意気込む。
――iPS細胞を軸にした技術提携の経緯についてお聞かせください。
田中 当社は、ビューティ領域に軸足を置きつつ、その周辺領域にも事業を広げていく戦略の一環で、iPS細胞の研究に化粧品業界でもいち早く取り組んでいる。そこでの研究成果を応用した化粧品も10年程前から展開している。
その間、再生医療分野ではiPS細胞の研究・技術開発が進んでいた。アイ・ピース社は個人向けiPS細胞の製造・管理コストを大幅に低減できる技術の確立に成功し、レジュ社はiPS細胞から独自の抽出・精製技術を用いて高品質なiPS細胞抽出成分(iPSF)の美容分野への提供を実現していた。
一方、iPS細胞は知名度が高いものの、活用法やそのメリットについては、生活者にまだ十分な理解が進んでいないのが現状だ。
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この記事は週刊粧業 2024年7月8日号 51ページ 掲載
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