カンタンに言うと
資生堂は2024年2月、一人ひとりの自分らしい健康美を実現するインナービューティーブランド「SHISEIDO BEAUTY WELLNESS」(以下、SBW)を立ち上げた。
SBWは、ツムラと共同開発したサプリメント「TUNE BEAUTE(チューンボーテ)」と、カゴメとの開発から生まれた美容ドリンク「ROOTINA(ルーティナ)」、リニューアルした「ザ・コラーゲン」の3つで構成され、資生堂で初めて通販(SBWブランドサイト・ワタシプラス)をメインに展開している。
SBWの開発経緯や今後の展望などについて、インナービューティー事業部グループマネージャーの笠井芙美氏に話を伺った。
――まずは、SBWの開発経緯についてお聞かせください。
笠井 コロナ前の2019年当時、私は経営戦略部に所属し、中長期経営戦略の立案に携わっていたが、この頃から生活者におけるビューティーの概念が肌だけでなく、心と身体と肌が調和された状態として広範に捉えられていることを実感していた。
こうした背景から、スキンビューティーとインナービューティーを融合し、お客さまの生涯を通じて、自分らしい「健康美」を実現したいという想いを込めて、2030年ビジョン「PERSONAL BEAUTY WELLNESS COMPANY」を策定した。
しかし、肌のことに関しては、化粧品メーカーの中でも我々が最も知見を持つ企業であると自負しているが、身体に関する専門性を持ち合わせていないという課題に直面した。
そこで、生活者が求める新たな価値を創造すべく、身体や健康において日本を代表するリーディングカンパニーであるツムラ様とカゴメ様に協力を得て、インナービューティーの手段としてSBWを立ち上げるに至った。
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この記事は週刊粧業 2024年7月8日号 50ページ 掲載
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