花王、GPIFが採用する全てのESG指数の構成銘柄に継続選定

粧業日報 2024年7月31日号 5ページ

花王、GPIFが採用する全てのESG指数の構成銘柄に継続選定

 花王はこのほど、日本の厚生年金と国民年金の積立金の管理・運用を行う世界最大級の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が採用している日本企業を対象とする全てのESG指数の構成銘柄(「MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」「FTSE Blossom Japan Index」「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」「S&P/JPX カーボン・エフィシエント指数」「Morningstar 日本株式ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト指数<除く REIT>」)に継続選定された。

 「MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」は、世界中の機関投資家に対して、投資意思決定をサポートする様々なツールを提供しているMSCI社(米国)による指数。それぞれ、MSCIジャパンIMIトップ700とトップ500の指数構成銘柄の中から、ESG評価に優れた企業を選別して構成されている。これらの指標は、企業のESGへの取り組みに着目する世界の投資家から、重要な判断基準として幅広く活用されている。

 「FTSE Blossom Japan Index」「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」は、ロンドン証券取引所の一企業であるFTSE Russellが開発した指数。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を含む、既存の国際的なESG基準に基づいたFTSE Russell のESG評価モデルを使用して構成され、ESGについて優れた取り組みを行っている企業が選定される。

 「S&P/JPX カーボン・エフィシエント指数」は、日本市場の動向を示す代表的な株価指数であるTOPIXをユニバースとし、環境情報の開示状況、炭素効率性(売上高当たり炭素排出量)の水準に着目して、構成銘柄のウエイトを決定する。

 「Morningstar 日本株式ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト指数<除く REIT>」は、主要指数プロバイダーであるMorningstar Indexes(米国)と、ジェンダー間の平等(ジェンダー・イクオリティ)に関する投資家向けデータや調査・分析の世界的プロバイダーであるEquileap(オランダ)のジェンダー・イクオリティ・スコアカードの評価手法を活用して構築されている。

 花王グループは、2021年から「未来のいのちを守る~Sustainability as the only path」をビジョンに掲げた中期経営計画を推進している。経営にESGの視点を導入し、事業の発展と、生活者や社会へのよりよい製品・サービスの提供を目指し、パーパスである「豊かな共生世界の実現」に向けて取り組んでいく。

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