ラパスジャパン、好調な受注を受けて生産ラインを増強

粧業日報 2024年9月4日号 5ページ

カンタンに言うと

  • 9月より福岡で商品開発室が本格始動
ラパスジャパン、好調な受注を受けて生産ラインを増強

 有効成分の安定化を実現した独自技術「DEN製法」を用いて、有効性の高い溶解性マイクロニードル製品の開発・製造を行うラパスジャパンは、2024年上期(1~6月)もOEM・ODM事業が好調に推移した。

 上期の振り返りと下期の抱負について、権有利(グォン・ユリ)社長に話を伺った。

 ――改めて上期を振り返っていただけますか。

  OEM・ODMでは、大手メーカーを含め複数の新商品を受注し、新規受注分だけで来年2月まで生産ラインが手一杯になることが今年の早い段階で想定されていた。

 こうした状況を受け、既存のお客様からのリピートに影響が及ばぬよう、工場の稼働が中断した8月の夏季休暇中に生産ラインを増強した。キャパシティが従来比で倍となり、新規受注の試作品は1~2カ月、リピート受注は最短4カ月で対応できる体制が整った。

 当社では世界各国の製薬メーカーや医療研究機関と連携し、溶解性マイクロニードルに関して化粧品だけでなく、医薬品や医療機器の開発にも取り組んできた。

 また、中国(NMPA)やアメリカ(MoCRA)、EU(CEマーキング)など世界各国のさまざまな承認を受けており、技術の安全性と有効性が認められている点が我々の強みだ。

 ――下期の抱負をお聞かせください。

  OEM・ODM製品のさらなる充実化を図るべく、化粧品・医薬品の商品開発室を福岡で新たに立ち上げ、9月からの本格稼働を目指す。

 現在、静岡にある研究所では製造に直接関わる研究や大学との共同研究をメインとしている。

 それに対し、今回新たに立ち上げる福岡の商品開発室では、湿布剤に関して豊富なノウハウや経験を持つ人材を研究所長に配置し、これまでにない全く新しいコンセプトを持つ溶解性マイクロニードルの化粧品・医薬品を開発する役割を担う。

 また、関西・九州エリアで共同研究の新たなパートナーの開拓も進めていき、R&Dのネットワークをさらに拡充していく。

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