松屋銀座、化粧品の売上がコロナ禍前を上回る

C&T 2024年9月17日号 35ページ

カンタンに言うと

  • インバウンド比率も約6割に回復
  • ベトナム向けの情報発信を開始、国産・外資を問わず高額品が好調
  • 国内顧客との関係づくりを重視、ID獲得とリピートの拡大を推進
松屋銀座、化粧品の売上がコロナ禍前を上回る

 松屋銀座は2024年4~6月の化粧品売場の売上高がコロナ禍前の水準を上回った。インバウンド需要のシェアが6割近くに回復した。

 従来のような特定の商品を大量購入する爆買いではなく、高単価のブランドが売れている。一方、国内客の売上が堅調に推移している。

 コロナ禍前は売場に訪日客が溢れ、国内客の接客サービスが行き届かず、客足が遠のいた。直近でも訪日客が多いことから、国内客の接客もサービスの充実を図るうえで、駐車場の2階にキャビンを設け、各ブランドに開放し、入念なカウンセリングなどを行っている。

 今年度下期は国内新規客の獲得に向け、ポイントカード会員の獲得およびリピート来店の施策を実施する。

ベトナム向けの情報発信を開始
国産・外資を問わず高額品が好調

 4~6月の化粧品売場の売上高は前期比62%増となった。5月に入って中国の労働節で訪日客が増加し、4~6月のインバウンド構成比は56%となり、3カ月トータルの売上高は2019年の水準を上回った。一方、国内客の売上も6%増と堅調に推移した。客数に相当するレジ件数は30%以上の伸びをみせた。

 訪日客の内訳で中国が最多だが、ここは完全には戻りきっていない。荒井みず季バイヤーは、購買行動が変わったことを指摘する。

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