カンタンに言うと
2024年5月に創業70周年の節目を迎えたくどうは現在、旭川市と札幌市で化粧品専門店を4店舗(COSME910イオンモール旭川駅前店・コスメテリアイオンモール旭川駅前店・COSME910イオンモール旭川西店・COSME910イオンモール札幌平岡店)、旭川市で薬局を1店舗展開している。
同社は2021年6月に、COSME910イオンモール札幌平岡店をオープンし、構想から10年の歳月を経て長年の悲願だった札幌の地に店を構えた。さらに、同年10月には北海道とイオンモールで初となる、コーセーが展開する人気ブランドを集めたコンセプトコスメショップ「コスメテリア」を、910イオンモール旭川駅前店に隣接するテナントに出店し、コロナ禍の真っ只中でも攻めの姿勢を貫いた。
オープン以来、毎年売上を伸ばし続けている新規2店舗と、コロナ禍からの売上回復が進む既存2店舗の取り組みについて、工藤貴弘社長に話を伺った。
くどうは1954年、現在本社を構える旭川市3条通2丁目に工藤氏の祖父がくどう薬局を開店し、創業から間もなくして同薬局で化粧品の取り扱いがスタートした。
同社ではその後、1960年に国劇デパートで化粧品店を出店したのを皮切りに、旭川の街の移り変わりに合わせ、集客力のある商業施設で出退店を繰り返してきた。
展開する4店舗の中で最も歴史のある店舗が、2004年にオープンしたCOSME910イオンモール旭川西店だ。郊外型の同店は4店舗中、単店売上高と顧客の単価・店内滞在率が最も高い。
2023年3月にコロナ禍で休止していたミスト活動を通じた顧客づくりを再開してから売上が大きく回復し、9月までの前期実績はピークだったコロナ前の売上を上回り、アルビオンとコーセーでそれぞれ億ショップとなった。
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この記事は週刊粧業 2024年10月14日号 13ページ 掲載
◎オールリテイラー特集~若年層の獲得に向け業態間で競争激化〔百貨店〕■百貨店14社にアンケート~都市部への一極集中が加速、リアル回帰で業績は回復基調①立地、②ライバル業態、③売上(全体、化粧品)、④メインの客層と強化したい客層、⑤化粧品事業における課題は、⑥今後の重点施策、⑦貢献しているメーカーは、⑧今後の取り組みについて、⑨今後の化粧品分野についての予測、⑩再編に伴い、化粧品売場は、⑪今後...
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