日清オイリオグループ(本社=東京)が発表した2012年3月期第2四半期連結業績のうち、化粧品原材料が主軸のファイケミカル事業売上高は50億7100万円で前年同期比1.2%減だったほか、セグメントの営業利益は3億8000万円で同20.3%増となった。決算説明会で同社の今村隆郎社長は、化粧品原材料ビジネスが成長している現状を明らかにした。
これを受けてファインケミカル事業部 化粧品領域グループの今井孝彦リーダーは、当上半期を総括し「数字は前年実績を上回っている」と述べる一方、その内訳に関し「末端の需要に付帯して伸びた部分と、(原材料の)流通在庫を厚めに確保しようとした動きについて、双方の正確なバランスを把握する方法が無い」として懸念材料もあるとの考えを示した。
また、海外展開では2010年から拠点体制を敷いた中国事業が軌道に乗り始めて貢献度を高めている傍ら、これよりも取り組みの歴史が長いヨーロッパ事情までを踏まえた総合的判断は「為替環境や欧州経済を考えると、逆風の方が上回っている」(今井氏)という厳しい見方をしている。
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