化粧品などを商材に訪問販売事業を展開しているニューウエイズジャパン(本社=東京)は、初めて「小ジワ」に関する効能表現が可能になった11年ぶりの薬事法改正を愛用者獲得の好機と捉え、新たな取り組みの開始時期を秋に見据え環境整備に取り掛かっている。
56番目の効能として加わった「乾燥による小ジワを目立たなくする」について、同社マーケティング部の森顕子部長は、「さらに踏み込んで化粧品の効能・効果を言えるようになったことは(販売政策のうえで)一歩前進だと捉えている」として行政の判断を歓迎する意見を発している。
また、同部長は「シワ(の原因)は『たるみ』や『紫外線』のほか『表情ジワ』など、さまざまにある」と述べて新効能が広範をカバーするものではない点に少しの懸念を呈す一方、「小ジワの原因で『乾燥』(をうたえること)は非常に大きい」したうえで、同社の化粧品販売に商機が広がったという見方を明らかにしている。
現在は既存のスキンケア化粧品に新効能「乾燥による――」を表記するための準備を進めている。
具体的には、米本社が保有しているバックアップデータを精査して国内で新効能をうたうための整理と確認の作業が進行中で、既にある検証結果の洗い直しもしている。
エビデンスの確保と同様に、訪問販売チャネルをメインにしている同社の場合、新効能の活用ではディストリビューターが愛用者に誤認を与えないためのコンプライアンス政策が重要性を増してくる。
この点、先のデータ検証に一定の目途がついた次段階から「テキストの作成やビジネストレーニングの対応など、ディストリビューターへ法令順守ための徹底した説明を行う」(森部長)など、盤石の構えを敷く考えを明らかにしている。
当面で新効能を冠する化粧品は3種類が決定している。シリーズ「ハイドレーシャル」のスポット美容液「スキンセラム コンセントレート」(30mL標準価5200円、写真上)など、既に高い販売実績を持った人気商品に新機能という“紋所”を付与し、さらなる拡販を狙っていく。森部長は先行きについて、「間違いなく需要が高まる」と明言している。
この記事は訪販ジャーナル 掲載
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