マンダムの「ギャツビー」は、今春相次いで発売したアイスタイプ商材を中心とする制汗デオドラント分野で、好調だった前期(2012年3月期)を上回る実績確保に向けて動き出している。
今夏も、前期の好業績を牽引したボディペーパーやローションタイプの「デオドラントアクア」が稼ぎ頭になりそうだ。ボディペーパーでは生産ラインを増設し、需要拡大に備えて万全の態勢を敷いたほか、「同アクア」でもTVCMを積極投下するなどプロモーションを強化している。
新たな清涼成分を配合し、従来よりも冷却機能を強めた新シリーズ「アイスデオフリーザー」(写真)も、今夏の売れ行きが期待される目玉アイテムだ。
商品PR室によると、こうしたデオドラント製品の4~5月の販売は、昨年を上回るペースで快調な滑り出しを見せているといい、販売増に期待が高まっている。
前期の「ギャツビー」の国内売上高は7~8%増へと拡大した。ボディペーパーや「同アクア」が牽引するかたちでボディケア分野が30%ほど伸びたからだ。ボディペーパーは、デオドラント製品の剤型別売上構成比で最上位だったスプレータイプを初めて上回るとともに、ブランド全体の内訳でもボディとフェイスケアを合算した売上げがスタイリング剤を上回り、「ギャツビー」の歴史上でも、大きなターニングポイントになった。
そのスタイリング剤は市場が縮小する中、主力のワックスシリーズ「ムービングラバー」が5%ほど販売を伸ばすなどシェアを拡大している。
ボディペーパーは今後も牽引アイテムに据えるが、一方ではニーズの細分化に対応して新たな剤型を積極的に投入していく構えも見せている。
「ギャツビー」は秋に発売の新製品効果もプラスオンし、今期も一層の売上拡大を狙っている。
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この記事は週刊粧業 掲載
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