公益財団法人コスメトロジー研究振興財団は11月30日、「第23回表彰・贈呈式」を日本薬学会長井記念ホールにて開催した。
当日は、全国の主要大学、病院、公的研究機関(約430カ所)から多数の応募があった中で、特に優れた化粧品関連の研究課題29件が表彰された。助成総額は2800万円で、1件あたりの助成金額は100万円または50万円となっている。
冒頭、小林保清理事長(コーセー会長)は、「当財団は、コーセーを創業した小林孝三郎が化粧品業界の継続的な発展に対する思いから22年前に創立した組織だが、その研究助成活動は、年を追うごとに注目をされてきており、最近では応募件数も100件を超えるようになってきた。今回も様々な分野のユニークでレベルの高い課題が多数寄せられた。最近の動向をみると、素材、生体作用、精神のそれぞれの研究が徐々につながりを持つようになってきている。今回も分野の領域を越えて新たな切り口のブレークスルーを感じさせるテーマが数多く提案されている。このようなつながりを継続し、当助成事業が化粧品産業の発展と人間の美しさ、豊かさに貢献できれば、これほど嬉しいことはない」と挨拶した。
この記事は週刊粧業 掲載
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