小林製薬、スキンケア強化に向け六陽製薬を子会社化

粧業日報

小林製薬、スキンケア強化に向け六陽製薬を子会社化

 小林製薬(本社=大阪市、小林豊社長)は、3月11日付で六陽製薬の株式93.9%を取得し、子会社化すると発表した。

 六陽製薬(本社=兵庫県西宮市、髙田正博社長)は1959年に設立し、医薬品・医薬部外品・化粧品の製造販売事業を行っている。スキンケア分野においては、肌質・年齢・性別を問わず使用できる薬用ローション「オードムーゲ」(医薬部外品、全3種)を主力製品に、洗浄系・ヘアケア関連のアイテムも展開。2012年3月期業績は、売上高7億6500万円、営業利益3400万円だった。

 小林製薬は近年、OTC医薬品、口腔衛生品、スキンケア製品のヘルスケア領域を重点領域に位置づけ展開している。中でも、シミを防ぐ薬用スキンケア「ケシミン」、肌老化に着目したエイジングケア「ヒフミド」(通販専売)の主力2ブランドは堅調に売上げを伸ばしており、今年1月の説明会でも小林章浩専務は、スキンケアを製品開発の強化分野に挙げていた。

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