近代化学、「オーガニック」の付加価値を付与したヘアケアOEM提案

カンタンに言うと

近代化学、「オーガニック」の付加価値を付与したヘアケアOEM提案

 カラートリートメントやパーマネント剤などのヘアケア関連を中心に、化粧品・医薬部外品のOEMを展開している近代化学(本社=神奈川県海老名市、岡部達彦社長)は、化粧品開発展の第1回から「ヘアケア専門OEM」をコンセプトに、同社が得意とするヘアケア分野に特化した展示を行ってきた。

 4回目となる今年は、基本コンセプトに加えて新たに「オーガニック」の付加価値を付与したヘアケア製品のOEM提案に注力していく。

 同社ではスリランカに100%出資の化粧品製造工場を持ち、現地のアーユルヴェーダのドクターと連携し、これまでオーガニックをベースとしたヘアケアOEMと原料開発を行っている。

 今回の展示では、同社が強みとするナチュラル志向のヘアケアOEMを多くの来場者にアピールするべく、ブースレイアウトを従来の青を基調としたデザインから一新し、木目調へと変更した。

 また、ブースでは「シャンプー・トリートメント」「ヘアカラー」「育毛剤」「ヘアミスト」の各カテゴリーにおいて、オーガニックをベースとした製品を含む新処方のヘアケアOEMの具体例を紹介する。今回は先方の意向を聞いてサンプルを作るだけでなく、自社で完成品を作り、その場で処方の組み替えといった具体的な提案ができる「提案型OEM」をブースで打ち出していく。

 「シャンプー・トリートメント」では、オーガニックをコンセプトとした育毛シャンプーのOEM企画例を展示するほか、同社が独自に原料開発したアーユルヴェーダがテーマのシャンプーやコンディショナーの提案も行う。

 オーガニック以外では、医薬部外品でも比較的コストを抑えて製造できる育毛シャンプーをはじめ、育毛タイプのトリートメントも提案する。また、医薬部外品以外では汎用のシャンプー・トリートメントでも、オーガニックタイプのOEMも提案が可能だ。

 「ヘアカラー」では、同カテゴリーの中で圧倒的にOEM受注の多いカラートリートメントをメインに紹介する。また、刷毛つきチューブ式タイプのカラークリームと刷毛つきノック式タイプのカラークリームを提案し、中身の安定性の処方が難しいヘアカラーにおいて多岐にわたる製品づくりを幅広くアピールしていく。

 「育毛剤」では、新処方の育毛剤3種(医薬部外品申請中)を提案し、「ヘアミスト」では、カラーバリエーションが豊富な2層式のオイルタイプのヘアミストを展示し、来場者のアイキャッチを狙う。

 このほか、ブースでは頭皮の乾燥(ふけ、かゆみ)を抑えるコロハ種子を配合した新処方のシャンプーとココナッツを配合したトリートメントのサンプルを会場で無料配布し、オーガニックをベースとしたヘアケアOEMへの関心を引き寄せる試みも行う。

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