カラートリートメントやパーマネント剤などのヘアケア関連を中心に、化粧品・医薬部外品のOEMを展開している近代化学(本社=神奈川県海老名市、岡部達彦社長)は、化粧品開発展の第1回から「ヘアケア専門OEM」をコンセプトに、同社が得意とするヘアケア分野に特化した展示を行ってきた。
5回目となる今年は、基本コンセプトに加えて「ヘアケアから考える美と健康」をブーステーマに掲げ、育毛剤、白髪染め、ヘアデオドラント剤といった主にシニア層をターゲットとしたヘアケア製品のOEMを提案する。
展示ブースでは、公益社団法人・日本毛髪科学協会から「毛髪診断士」の認定を受けた同社の社員が頭皮診断とカウンセリングを行い、頭皮の状態に応じた最適なスカルプクレンジングと育毛ローションを配布するという。
「薄毛は実年齢よりも老けて見られる原因の1つだ。頭皮ケアを毎日しっかりと行うことで、髪が健康で美しくなり、そうなれば外見だけでなく心までも若返る。それが、今回テーマとしている『美と健康』につながってくる。ブースでは、こうした頭皮ケアの重要性と幅広い育毛関連のOEMを積極的に提案していきたい」(岡部社長)
ブースではこのほか、主力のヘアカラートリートメントのOEM提案も行う。
「実年齢よりも老けて見られるのは薄毛だけでなく、白髪もその原因の1つだ。染毛剤は依然として、ヘアダイが市場の多くを占めているが、近年はヘアダイと比較して髪や頭皮へのダメージが少ないカラートリートメントが徐々に注目されている。シニア層の間で髪に対する美と健康の意識がさらに高まってくれば、カラートリートメントは今後、今以上のマーケットシェアを占めるだろう」(岡部社長)
同社では、今回の展示会から新たに髪や頭皮の加齢臭をケアする「ヘアデオドラントミスト」のOEMを提案する。
「今後は高齢化社会が進むとともに、シニア層の髪に関するオシャレがますます多様化し、ヘアケアに関しては今までになかった新たなニーズが生まれてくるだろう。白髪染めを例にすると、単に白髪を染めることだけが求められていたのに対し、髪を黒く染めるだけでなく、カラー後の香りの良さといった付加価値まで求められるようになってくるのではないか。こうした香りのニーズは加齢臭のケアにも共通するものと考え、今回の展示では新たに加齢臭をケアするヘアデオドラントミストを提案し、シニア層の新たな需要を喚起するヘアケア製品のOEMをアピールしていく。今年は会社設立から60周年と節目の年を迎える。今後も引き続き、ヘアケア専門OEMメーカーとして先を見据えた処方開発を行い、より良いヘアケア製品を世に提供していきたい」(岡部社長)
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この記事は週刊粧業 掲載
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