近代化学、ヘアケアOEMで半世紀にわたり高品質なモノづくりを展開

週刊粧業 2015年1月15日号

カンタンに言うと

近代化学、ヘアケアOEMで半世紀にわたり高品質なモノづくりを展開

 近代化学は、カラートリートメントやパーマネント剤などのヘアケア関連を中心に、化粧品・医薬部外品のOEMを展開している。

 創業者の岡部健夫氏は1930年に銀座で美容室を経営する傍ら、パーマネント剤の製造・販売事業をスタートした。その後、1950年に研究・製造部門を独立して設立されたのが同社である。

 「美容師が求める『髪と地肌を傷めない』といった、髪に対する強いこだわりや想いを商品開発に込め、半世紀以上にわたってプロが求める高品質のヘアケア製品づくりを展開している点がヘアケアOEMにおいてエキスパートと言えるだろう」(岡部達彦社長)

 同社では2015年を「新規成分開発元年」として位置づけ、独自に開発した素材を取り入れた化粧品OEMを積極的に展開していく構えだ。

 その1つとして現在、イタリア・トスカーナと香川県小豆島で有機栽培されたオリーブから抽出したオイルをナノ化する取り組みに注力している。 

 「モニター試験によると、細胞賦活作用が高いことが認められた。この原料を用いて、スキンケアと頭皮ケアで新たなOEMの提案を行っていく。今後も、世界中から有効成分を探索し、独自性の高いヘアケア・スキンケアOEMを確立していきたい」(岡部社長)

 同社ではこうした新規成分の開発だけでなく、自社製造技術のさらなる研鑽を目的に、昨年から新たな取り組みとして研究員が自由に好きな課題に対して研究を行う「自由研究の日」を2週間に1日設けた。

 「お客様からの依頼に応じて単に製品づくりを行っているだけでは、自由で斬新な発想は生まれない。自由研究の日を通じて、今年は何かしら目に見えるかたちで成果を出していきたい。そのためにも、まずは研究員が常に幅広い視野を持ち、化粧品以外のジャンルから様々なアイデアを自らの開発に取り込むことが重要で、ヘアケアやスキンケアでこの世にない新たな剤型を提案できるように努めていく」(岡部社長)

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