JーNET、第3勢力として独自のポジションを確立

週刊粧業 2015年9月7日号 8ページ

カンタンに言うと

JーNET、第3勢力として独自のポジションを確立
 各地の有力な地域卸9社が結集しているJ―NET(本社=東京)の2015年3月期は、消費増税にともなう駆け込み需要の反動減と天候不順で上期は厳しいスタートとなった。しかし、下期は一転して昨年11月~今年1月に実施した大型販促イベント「イルカBIGプレゼントセール」で巻き返しを果たし、通期は減収増益で着地した。

 19期目を迎えた今期、4~8月の累計実績は前期比110%超と好調に推移している。今上期の振り返りと下期の展望について、福原義正取締役執行役員 営業本部本部長に話を伺った。

上期は加盟社9社が軒並み好調小売店向けの専売品で新提案

 好調な滑り出しを見せた今期の業績推移について、福原氏は「デング熱の影響で昨年好調だった殺虫剤が前年を割っているものの、商品構成比の高い紙製品や洗剤、オーラルケアといったカテゴリーが売上げに寄与している。それに加え、東北から沖縄まで9社ある加盟社がそれぞれのエリアで健闘し、今のところ9社全てが前年をクリアしていることが大きい」と説明する。

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