京王百貨店新宿店では2015年上期(2015年4~9月)、前年比46%増と高伸長を遂げた。インバウンドの売上増と顧客育成、新客へのアプローチ活動が奏功した。堀添瑞穂婦人雑貨部アクセサリー・化粧品担当化粧品売場ショップマスターに同店の戦略をたずねた。
今秋に4ブランドがリニューアル
グループ協働で外国人旅行者誘致
今期前半(2015年4~9月)、インバウンドの売上構成比は4月に20%、9月末に30%と6カ月で10%も増加した。昨年10月から化粧品が免税対象になった当初は1ケタほどだったが、外国人バイヤーの増加や、9~10月に銀聯カード優待割引(5%引き)を実施したこともあり、売上げが伸びた。
グループ会社である京王プラザでは宿泊客の6~7割を外国人が占めるため、受付や部屋に日本の化粧品を紹介する冊子や割引券などを配布し、来店を促す。
1月には外国人向け福袋を企画し、7月はクリアランスに向けて外国人旅行者の利用が増加することから「ジャパンクオリティーウィーク」として日本ブランドの化粧品を正面入口特設会場で販売し、中国語、英語、日本語の看板を掲げてアピールした。
外資・国産を問わず、中国人の通訳を入れており、各ブランドでもインバウンドでにぎわう新宿ならでは対策をとっている。
「インバウンドの売上構成比は約3割を占める。館自体では1ケタ程度にとどまっているが、ブランドが充実している化粧品売場は構成比が高くなっている。特に『ファンケル』『クレ・ド・ポー ボーテ』『資生堂』など、国産ブランドはインバウンドの売上げを大きく伸ばしている」
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この記事は週刊粧業 2015年10月26日号 15ページ 掲載
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