東武百貨店池袋店は2012年に化粧品売場をリニューアルオープンし、2階に47カウンター、地下1階に2カウンターを展開するとともに、3階に「TOBUビューティテラス」としてビューティサロンを集結させ、ビューティ顧客の育成に努めている。
昨秋からインバウンド効果で外国人旅行者の来店も増えており、賑わいをみせる。藤原久義婦人服飾雑貨部化粧品担当バイヤーに化粧品売場の戦略についてたずねた。
インバウンドの売上げが1割超
中国SNS「微信」で情報発信
今年度上期(2015年3~8月)は化粧品売場で前年比7%増を達成した。昨年10月の免税法の改正を受け、免税対象になった化粧品を買い求める訪日旅行者の来店が増えた。
「直近でみると、インバウンドの売上シェアは1割を超えた。当店は在日外国人の利用は多いが銀座や新宿に比べると訪日観光客は少ない。池袋近辺のホテルにカタログなどを配ったり、店頭でインバウンド限定コフレを販売したり、売場全体のGWP企画としてお菓子のプレゼントも実施した。また、通訳者を数回入れることでも、売上げにつなげてきた」
さらに去る9月17日より、サイバーマートグループFJサイバーと共同で、中国最大級のメッセンジャー・通話アプリ「微信」(ウェイシン)のシェイク機能を使った情報発信を開始した。
店内の案内所に設置したビーコン付近で「ウィーチャット」に接続したスマートフォンをシェイクすると、店内でクーポン情報などを受信できる。
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この記事は週刊粧業 2015年10月26日号 16ページ 掲載
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