ハーバー研究所、人工知能活用した店舗運営に着手

訪販ジャーナル 2016年6月20日号 1ページ

カンタンに言うと

ハーバー研究所、人工知能活用した店舗運営に着手
 ハーバー研究所が、人工知能(AI)を活用した店舗解析プラットフォームを旗艦店の「ハーバー銀座館」に導入した。これまでデータ化できていなかった未購入者の属性や店内の通行量などを可視化することで、店舗の効率的な運用に役立てたい考えだ。

 末広栄二社長は、こうした様々な情報をPOSデータなどと統合することにより、「『最大公約数』で最も効率的な売場づくりが可能になる」と強調する。

未購入者の年代などを解析
最適な店内レイアウトに

 POSデータによって来店客の購買履歴などをデータとして蓄積できるようになって久しいが、購買に至るまでの経緯や未購入者の属性などは長くデータ化できない状態が続いていた。

 しかし、人工知能の中心技術とされるディープラーニング(深層学習)の発達により、百貨店などの小売業界を中心にこうした解析プラットフォームを取り入れる動きが広がり始めている。

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