くわこや「パルファン」、フェローシップミーティングで深まる絆

週刊粧業 2016年11月21日号 7ページ

カンタンに言うと

くわこや「パルファン」、フェローシップミーティングで深まる絆
 愛知・岐阜・静岡の3県に化粧品専門店「パルファン」を16店展開するくわこや(本部=愛知県西尾市)は、2016年9月期決算の売上高が前年比8%増の51億900万円、経常利益が51%増の2億4300万円、営業利益が70%増の2億800万円で好調に推移した。

 10月31日と11月1日の2日間、全従業員参加の勉強会「フェローシップミーティング」を開催し、野村和弘社長は、新規出店がなかった年度での大幅な増収増益の達成に「単店ごとに成長が見られた1年だった」と振り返った。

 今期(17年9月期)は「強い部活のような会社」を年間スローガンに掲げ、出店の活性化も図る。来春までに2店を新規にオープンし、既存店のリニューアルも予定している。

ES向上なくしてCSなし
PSではバリアフリー化を推進

 「フェローシップミーティング」は、同社スタッフ、美容部員、メーカー営業担当者など関係者が一同に集い、勉強会や懇親会を通じて、日頃より築いている関係性をより強くすることを目的に、年1回開催されている。今年は2日間で総勢400名が参加した。

 第1部で、野村社長は前期の活動を振り返るとともに今後の事業戦略について語った。

 同社は「スタッフ満足度(ES)」向上を活動の最優先事項とし、ES向上とともに取引先となるパートナー満足度(PS)を高めることで、最終的に「顧客満足度(CS)」につながる化粧品店を目指している。野村社長は、その先に「化粧品専門店の社会的地位向上」を見据える。

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