小林製薬 小林社長、「実力ある成長」をテーマに

週刊粧業 2017年1月1日号 42ページ

カンタンに言うと

小林製薬 小林社長、「実力ある成長」をテーマに
 2016年は、広告宣伝効果やインバウンド需要の恩恵もあり「ブルーレット」「お部屋の消臭元」「アイボン」「糸ようじ」など主要ブランドが成長し、国内の売上を強く下支えすることができました。特に、昨今技術革新スピードの速いWeb媒体の広告効果が高まり、購買を促進することができました。

 16年新製品は春・秋31品目を発売し、中でも背中などのブツブツ治療薬「セナキュア」、顔のかぶれやかゆみ治療薬「キュアレア」などにより、傷あと修復薬「アットノン」で創造した『スキンケア医薬品市場』順調に拡大することができました。

 また、アルコール頭痛用薬の「アルピタン」や「ポータブルトイレ消臭液」などを発売し、次なる新市場の創造に挑戦しているところです。

 そして、13年から取り組んできました発売後の育成についても、製造部門から営業まで全社挙げてPDCAを回し続けることにより、汚れた気管支をキレイにする漢方薬「ダスモック」や肛門専用かゆみ止め薬「オシリア」、スタンプ式トイレ洗浄剤「ブルーレットスタンピー・デコラル」や「生葉歯ブラシ」といった成功事例が出てきています。

 2017年は、当社グループにとって100期という節目の事業年度となります。今年のテーマは「実力ある成長」です。新製品の開発力と育成力それぞれの実力を高めて新市場を創造し、力強く成長したいと考えています。加えて、成長領域であるスキンケア、漢方、海外、通販の4事業には引き続き積極的に投資をしていきます。

 また、会社の成長のためには「人」の成長が不可欠であるとの考えのもと、本年は従業員が自身の成長を実感でき、一人ひとりが次の成長を意識してチャレンジし続けられる環境づくりにも取り組みます。

 お客様のお困りごとを解決する「新市場創造№1企業」となることを目指し、新たな一年を歩んでいきたいと思います。
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