イヌイ、超狭小商圏でCRM戦略を駆使し売上高10億円に

訪販ジャーナル 2017年5月1日号 1ページ

カンタンに言うと

イヌイ、超狭小商圏でCRM戦略を駆使し売上高10億円に
 人口が極めて少ない商圏環境を承知で新規出店するとは「アタマがおかしいのではないですか」――。

 国内でも指折りで人口が少ない商圏で調剤を含めた5店舗を構え、通販の拡大と徹底したCRM戦略で堅調な成長を続けている小売業者がある。

 鳥取市内を中心に「イヌイ薬局」などを展開しているイヌイ(本社=鳥取県鳥取市)は、薬店として創業した1951年6月の設立以降に卸や化粧品店に転じて時代の波をかいくぐってきた業歴の中、3代目の乾康彦社長に経営のバトンが渡ってからはドラッグ店と通信販売事業を展開して売上高10億円規模の業容を堅持している。

 人口が少ない商圏環境にあっても緊密なCRM戦略で再来店率を高め、また特徴的な独自の化粧品を擁して通販と卸で全国へリーチしている同社の3チャネル事例を紹介する。

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