オルビス、創業30周年を機に自社の世界観を発信

粧業日報 2017年11月29日号 3ページ

オルビス、創業30周年を機に自社の世界観を発信
 創業30周年の節目を迎えたオルビスは、自社が守り抜いてきた価値観を反映した展示会「ケの美」展の開催にあたり、このほどポーラミュージアムアネックスで内覧会を開催してメディアへ概要を説明した。

 「ケの美」展とは、日本人の伝統的な世界観とされる「ハレ」と「ケ」のうち「ケ」に焦点をあてたもので、開催の骨子は「あたりまえの日常を意味する『ケ』の中にある『美』について、各界で活躍されるデザイナー、クリエイター14名とともに考えた」(同社)という。材料提供で協力した14名には、料理研究家の土井善晴氏や、放送作家で脚本家の小山薫堂氏が名を連ねている。

 内覧日に挨拶を行ったオルビスの阿部嘉文社長は、同社の目線に映る「ケ」について「日常という意味。お客様の日常を楽しく、美しく『ケ』という時間を過ごしていただくということで商品やサービスを提供してきた」と落ち着いた口調で述べ、会場に展開するビジュアルは同社が追い求める価値観に通じると説明した。

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