バスクリン、入浴剤の使用喚起に向けた活動に注力

週刊粧業 2018年1月1日号 67ページ

バスクリン、入浴剤の使用喚起に向けた活動に注力
 バスクリンは、入浴剤市場の活性化に向けて「毎日お風呂に浸かること」の大切さを伝えていく活動を推進する中、近年はWebサイトやソーシャルメディアを活用したデジタルマーケティングを強化し、入浴剤の使用喚起を図っている。

 主力の炭酸入浴剤ブランド「きき湯」シリーズ(医薬部外品、全6種)では、ブランドサイトとは別にスペシャルサイトを展開。その日の症状に合わせて入浴剤を選ぶ習慣化を促し、湯船入浴の回数増加を促すのが狙いだ。

 「きき湯」は、長年の温泉研究の知見を活かし、その日の症状に効果的な温泉ミネラル成分(有効成分)をアイテム別に配合している。独特なツブ形状により、炭酸ガスがすばやく発泡し、温泉ミネラル成分とともにしっかりお湯に溶け込む。

 ユーザーの間では、シリーズ内での賢い使い分けが認識されている一方、好みの香りや湯色から特定のアイテムをリピートする傾向も見られるという。そこで、2017年秋には、アイテム別に配合する温泉ミネラルを増量し、症状に合わせて選びやすいパッケージデザインに刷新するとともに、つめかえ用を60g増量した。愛用者の満足度をさらに向上させ、ブランド育成を図る。

 また、エイジングケア意識の高い女性向けに開発した新入浴剤ブランド「温美浴」では、ターゲットが読者層と重なる女性誌「美ST」の編集部と協力し、プロモーションを展開。中でも、人気美容家が監修した動画「温美浴&ストレッチ」が話題を呼んでいる。

 動画では、「小顔」や「美尻」などテーマ別に手軽で効果的なストレッチを紹介しており、バスタイムの価値の底上げにつなげている。
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