三洋化学工業、和歌山の新工場で一貫生産を開始

週刊粧業 2018年1月1日号 59ページ

三洋化学工業、和歌山の新工場で一貫生産を開始
 三洋化学工業では今春、和歌山に新工場を稼働させて生産体制の増強を図る。

 井上厚弘社長は今年も人材育成や設備投資、新型容器の開発に注力する方針だ。

 ――昨年の取り組みをお聞かせください。

 井上 今春に3名の新卒を採用し、中途採用も行って後任の人材が急成長しつつある。

 設備面では、インクジェットプリンターを最新機種に入れ替えて増設し、オンデマンドプリントに対応できる体制を整えた。

 CSセンターでは販売管理システムと自動倉庫システムの見直しに着手し、2年後に現在抱える問題を解決した新たなシステムを立ち上げる予定だ。CSセンターでの一括受注体制も目指す。

 定期的なリピート注文などから売上は順調に推移している。このほど和歌山県橋本市に別会社として9Timesを設立した。来春の竣工を目指し、成形~2次加飾~検査の一貫生産システムを構築している。

 ――今年の重要施策を教えてください。

 井上 まずは9Timesの完成と運営、安定的な稼働を目指す。新たな設備も導入予定で、来期の商品展開に大きな影響を与えるものとみている。

 新たなジャー容器を数種類ほど展開する予定で、今年度は新商品による売上増を目指す。

 ――長期的な展望をお願いします。

 井上 軽作業、技術者要員として高卒採用を開始した。モノづくりに対する想いを同じくし、共に成長していく人員を増やしたい。

 当社はモノづくりの企業だが、人の成長なくして、企業の成長・存続はないものと考え、人の育成と技術の研鑽にも力を入れていく。
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