ライオン2017年12月期決算、「V-2計画」を完全達成

粧業日報 2018年2月19日号 1ページ

ライオン2017年12月期決算、「V-2計画」を完全達成
 ライオンの2017年12月期決算(日本基準、1~12月)は、「V-2計画」(2015年~17年)の主要テーマである「収益性の向上」に取り組み、国内では高付加価値品の育成、海外では主要国において売上拡大を図りつつ、より付加価値の高いパーソナルケアへのシフトを進めた結果、増収2ケタ増益で着地した。

 2017年12月期を最終年度とする「V-2計画」では、売上高4000億円、営業利益200億円、営業利益率5.0%、ROE10%以上、BEP(損益分岐点)90%以下という数値目標を設定していたが、売上高4104億円、営業利益272億円、営業利益率6.6%、ROE12.2%、BEP88%となり、数値目標を全てクリアしている。

 2018年度は、新中期経営計画「LIVE計画(LION Value Evolution Plan)」(2018年~20年)のもと、一般用消費財事業では国内における市場地位のさらなる強化、産業用品事業では重点分野(自動車・電気・電子等)への経営資源の集中、海外事業ではパーソナルケア分野を中心とした積極的なマーケティング活動の推進により、売上高、営業利益とも5期連続で過去最高の更新を目指す。

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