ライオン、第75回小学生歯みがき大会で「予防歯科」を啓蒙

粧業日報 2018年6月12日号 4ページ

ライオン、第75回小学生歯みがき大会で「予防歯科」を啓蒙
 ライオンは6月1日、公益財団法人ライオン歯科衛生研究所、一般社団法人日本学校歯科医会、一般社団法人東京都学校保健会と共催で、文部科学省等の後援を受け、「第75回全国小学生歯みがき大会」を開催した。

 小学生歯みがき大会は、小学生の歯と口に対する健康意識を育てることを目的に、毎年「歯と口の健康週間(6月4日~10日)」に合わせて開催され、1932年の第1回大会開催から今年で75回目を迎えた。

 今年は、日本国内3815校、海外6カ国・地域9校(日本人学校9校)の総計3824校から約21万人が参加。健康な歯を保つには子供の頃から正しいオーラルケア習慣を身につけることが大切であるため、小学生に向けた「予防歯科」の理解と浸透を図るためのプログラムを実施した。

 大会では、明海大学学長の安井利一氏監修のもと、「歯と自分をみがこう」をテーマに、健康な歯ぐきの大切さを伝えつつ、自分自身でのケア方法の学習やデンタルヘルスの使用体験を通じて、オーラルケアを続けることの大切さを学んだ。

 また、学んだ内容を復習できる教材や、歯みがきの習慣化とともに自分の夢・目標を実現するために毎日行うことを記入する「未来宣言シール」など、大会期間中だけでなく年間を通じて活用できるコンテンツを提供し、当日配信したDVD映像は期間限定でインターネットでも公開した。

 閉会にあたり、ライオンの濱逸夫社長は、「自分で工夫しながら同じことを継続していくことは素晴らしいことであり、日本の若いトップアスリート達は練習だけでなく、日々の調子を整えるための歯みがきを欠かさない。皆さんも自分自身の夢を叶えるために、自分と歯を磨くことを日々継続し、大きく成長して欲しい」と挨拶した。

 大会に参加した生徒からは、「DVDを見ながらわかりやすく歯みがきを学ぶことができたので、今日から歯みがきとデンタルフロスを毎日頑張りたい」といった感想が寄せられた。
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