日本コルマー、中国市場は生産2拠点化で増産体制

週刊粧業 2018年10月1日号 10ページ

日本コルマー、中国市場は生産2拠点化で増産体制
 日本コルマーは、2019年3月期売上目標を前期比プラス45億円の430億円(12%増)、海外を含む連結でプラス50億円の480億円(12%増)とし、国内に加え、海外でも大幅な増収を見込む。

 特に、海外の主軸となる中国では、新工場となる杭州コルマーを6月より稼動し、既存の蘇州コルマーと2工場による生産・供給体制が整ったことで予想以上の拡大も期待できそうだ。

 神崎友次会長は、中国経済成長率が一時期より鈍化しているものの、堅調に伸び続けていることに触れ、「さらなる増産体制に向けて新たな生産拠点も視野に入れている」と引き続き海外事業の重要エリアに掲げる。

 また、ASEAN市場の開拓を目指し2年後の稼動を計画するベトナム工場については、蘇州コルマーと同様、国内工場の品質基準を訴求するとともに、商品開発も日本コルマー主導で取り組むことで競合他社との差別化を推進していく。

 ブランドメーカーが打ち出すグローバル戦略の多くは、現地で製造から販売まで一貫するのではなく、販売に特化したビジネスモデルである。「そのため、国内以上に開発や製造のアウトソーシングは進む。その受け皿となることで海外事業の成長につなげていく」

 また、中国での事業成長は「ローカル企業を開拓し取引拡大につながっているところが大きい」(神崎会長)ことから、ASEAN市場においても、ローカル企業との取引をグローバル戦略のポイントに置く。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 日本コルマー、中国市場は生産2拠点化で増産体制

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop