エスキュー、オルビス初の肌診断機の開発を支援

週刊粧業 2019年1月1日号 93ページ

エスキュー、オルビス初の肌診断機の開発を支援


連携プレーにより半年で開発
導入数店舗ですでに手応え

 ――肌診断機はどのようなベネフィットをもたらすと思いますか。

 井口 アプリをダウンロードした方が定期的に起動をしてくれれば、お客さまとコミュニケーションがとれます。スマートフォンは身近なデバイスなので、オルビスがお客さまに近い存在でいるために、アプリの中に肌診断機能を入れました。松下さんには次のステップのリクエストもしています。

 女性は診断が好きな人が多く、人と相対的に比べたいという心理が働きますが、「パーソナルスキンチェック」で得られる肌偏差値では同じ年齢の人との比較ができます。独自のスコアで、他の人と比べて自分がどの位置にいるのかわかるよう、スコアの見せ方にもこだわりました。

 将来的には、インナービューティも合わせて美容に関わる数値をパーソナライズで一気に確認できる機能実現に注力したいと考えています。そのさきがけが肌診断機能の追加だったというわけです。

 販売の現場のモチベーション管理、肌診断を経由した売上やLTV(Life Time Value)に寄与しているかなど、現場からはレポートをあげてもらっています。

 松下 エスキューを創業したビジネスモデルとして、肌診断は消費者のためにやるもので、化粧品会社とその顧客が当社のお客さまで、その両者の関係性がよくなるサービスを提供するというのが企業理念です。

 販売員は、お客さまがきれいになっていくのをみるとものすごくモチベーションがあがると色々な所から伺いました。売り手と買い手の両方が幸せになるサービスを開発していくのが、当社の使命であると考えています。

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