オルビス、中国での認知拡大へ

粧業日報 2019年4月10日号 1ページ

オルビス、中国での認知拡大へ
 ポーラ・オルビスグループのオルビスは2019年2月、中国最大手のBtoC越境ECプラットフォーム「天猫国際(Tmall Global)」で、日本初の肌トクホサプリメント「オルビス ディフェンセラ」の販売を開始した。

 さらに、同月からは中国SNSのビッグデータ分析(クチコミ分析)に加え、ソーシャルバイヤーの情報発信力と販売力を活かしたトレンドExpress社独自のCtoC越境ECサービス「越境ECX(クロス)」も活用し、2019年に越境ECで10億円、日本国内で12億円の売上を目指す。

 ポーラ・オルビスホールディングスの関本高史海外事業管理室課長(北京オルビス前社長)と、トレンドExpressの濵野智成社長に話を伺った。

 ――「オルビス」の中国事業について、これまでの歩みをお聞かせください。

 関本 2008年に中国へ進出した当初は直営店舗からスタートし、2011年頃から本格的にeコマースを開始した。

 この時、日本で長年培ってきた自社ECの運営ノウハウをもとにビジネスを展開していたが、中国市場においてオルビスのブランド認知度が日本ほどあるわけではなく、日本と同じようなカタログ通販型モデルを展開しても、なかなかお客様に買い回りをしてもらえるような形にならなかった。

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