中央物産、M&Sを主軸に継続的取り組みで新しい需要創造

週刊粧業 2019年9月9日号 7ページ

中央物産、M&Sを主軸に継続的取り組みで新しい需要創造
 「価値創出型マーケティング&セールス(M&S)・カンパニー」を掲げる中央物産は、継続してM&S機能の強化を柱に差別化を推し進めており、付加価値の高い中間流通業を行っている。

 リアル店舗への売場や商品の提案に注力するとともに、インバウンド需要の取り込みやEC企業との取り組みも積極的に進めている。

 2020年には創業100周年を迎えるという同社の現在の状況と今後の方向性について、M&S統括本部長 常務取締役 提坂直弘氏に伺った。

独自性の高い商品と
効果的な売場を提案

 「新しいビジネスモデルを追求し続けるユニークなデザインフルカンパニーの集団となる」というグループビジョンを掲げるCBグループマネジメントの中央物産は、マーケティングセールスカンパニーとして、商品の開発・発掘・売場提案といった「マーケティング力」を高める取り組みを進めており、こうした成果が他社との差別化につながっている。

 同社は、この差別化をより強化するために昨年マーケティング推進部を設置して、独自性のある商品と効果的な売り方を提案することを中心に、高い差別化と新たな需要を創造している。

 そのほか、商品の開発・発掘強化のため商品開発室を立ち上げ、今年の9月には海外ブランドのヘアケア商品を展開し始めた。こうした取り組みを通じて小売サイドのニーズや課題解決を提案、実現している。

 「店舗に直接赴き、その店舗を目と耳で直接的に判断し、MD部へフィードバックしている」(常務取締役 M&S統括本部長 提坂直弘氏)

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