マリアンボレ、販路別提案で企業力底上げ

週刊粧業 2019年10月21日号 19ページ

マリアンボレ、販路別提案で企業力底上げ
 マリアンボレは、主軸の訪販事業と働く女性をターゲットに進める新チャネル事業の伸長に加え、中国を中心に展開している海外事業の業績が前年を上回り好調に推移している。現況と今後の展望について、松尾圭一社長に話を伺った。

 ――現況についてお聞かせださい。

 松尾 2017年より成長領域と位置づけてきた中国展開は、引き続き順調に伸びている。代理店との関係が深まったことによる専売商品の開発やマーケティングの推進、リアル店舗の販路拡大が要因となっている。

 最初に海外進出を図ったのは15年ほど前になるが、訪販事業の伸び悩みを背景に2010年、本格展開を開始した。

 展開当初、我々がこれまで築いてきた対面販売を軸にした訪販のノウハウを生かせないなど課題を感じ、現地に合わせた事業の拡大方法を模索してきた。近年は、リアル店舗で対面販売ができる環境を整え、売上比率が上昇している。

 中でも、事業別に提案商品をセグメントし、それぞれの販路に合った新商品の開発を進める施策は、事業の柱を強固にしたと感じている。

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