エヌ・ピー・ラボ、医薬品・化成品分野で引き合い増

週刊粧業 2020年2月17日号 8ページ

エヌ・ピー・ラボ、医薬品・化成品分野で引き合い増
 エヌ・ピー・ラボは化粧品業界に加え、医薬品や化成品など、多業界からの引き合いが増加している。同社が日本総代理店を務める真空乳化機専門メーカー宇元(WooWon)のウルトラホモミキサーを中心とし、多くの問い合わせがあるという。

 「インターフェックスへの出展を続けてきたことで、業界内での認知度が向上し、受注増につながっている」(菊地正仁社長)

 昨年7月に開催されたインターフェックスジャパンも、出展後の反響が大きかったという。

 「依然、化粧品業界のお客様からの引き合いも高く、全体としてスピード感のあるビジネスにつながっている」(同)

 同社はこれまで、関東中心の展示会への出展を続けてきたが、開催時期や移動時間などの都合により関東の展示会に参加できなかったクライアントとの接触を図るため、インターフェックス大阪への出展を決めたという。

 今回展示する真空乳化装置は、従来不可能だった高粘度の原料も処理することができるようになっている。真空乳化槽内の動き、色彩の変化をモニターで目視確認・記録することも可能となった。

 同社は宇元の日本窓口として、国内のクライアントと韓国の宇元のコミュニケーションをサポートし、円滑な取引を可能にしている。

 また、高品質かつ安価な製造機器を提供できることに加え、メンテナンス、オーバーホール等のアフターフォローにも強みを持ち、クライアントの信頼感を獲得している。

 「営業とメンテナンス工事、引き続きこの両軸で取り組みを進めていくことが、お客様の信頼獲得につながると考えている」(同)

 7月に創業20周年を迎える同社は、今後、医薬品、化学品分野への展開拡大を図る。
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