カネボウ化粧品、今後の専門店施策について説明

粧業日報 2020年8月18日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 安田執行役員「体験型ツールを前倒しで年内に導入」
  • 「体験と共感」をテーマにブランド戦略を伝達
  • インストラクターの店頭訪問によるOJT活動を推進
  • 「トワニー」「KANEBO」「リサージ」の3ブランドをリニューアル
カネボウ化粧品、今後の専門店施策について説明
 カネボウ化粧品は、8月に延期開催を予定していた「全国専門店感謝の集い2020」の中止に伴い、7月16日にオンライン合同取材会を開催した。

 今年1月に花王グループカスタマーマーケティング(KCMK)執行役員プレステージ部門統括専門店担当に就任した安田豊氏に、今後の専門店施策や展望などを伺った。

「体験と共感」をテーマに
ブランド戦略を伝達

 ――「感謝の集い2020」では、どのような話をなさるおつもりでしたか。

 安田 感謝の集いではその名の通り、専門店の皆様へ1年間の御礼をしっかり伝えるとともに今後の新たな取り組みを皆さまと共有する場として、「体験と共感」をテーマに、従来にも増して我々のブランド戦略を参加いただいたお店様にお伝えしていきたいと考えていた。

 著名な講師を招聘する従来型の運営から、今年は複数のテーマを設定し、その道のプロからテーマに沿ってカウンセリングでのヒントや気づきが得られるような多様性のある場の提供を目指した。

 また、今回は新たな試みとして、ブランド担当者と専門店部のインストラクターの両者が協力し合ってブランドごとにブースを設営し、ブランドの世界観はもちろん、誕生の背景や商品情報の理解を深め、差別化された販売に活かしてもらえるような運営をしていく予定だった。

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