資生堂、シミ部位の血管密度が色素沈着の改善に影響することを発見

粧業日報 2020年10月6日号 2ページ

資生堂、シミ部位の血管密度が色素沈着の改善に影響することを発見
 資生堂は、東京女子医科大学講師の根岸圭医師との共同研究の成果として、肌内部の血管を3次元で観察する独自技術を活用し、シミ部位に存在する血管密度が高いほど、シミの色素沈着が改善しにくいことを発見した。

 同社はすでに先行研究においてシミ部位の血管がシミの形成に関与していることを明らかにしてきたが、今回はこの血管がシミの色素沈着の改善プロセスに対しても影響を与えることを発見した。

 これは、美白ケアにおける血管の重要性をさらに裏付けるものであり、今後もこれまで長年培ってきた美白研究の成果を活用し、多角的なアプローチで明るく健やかな肌の実現を目指す。

 同研究の成果の一部は「第38回 美容皮膚科学会総会・学術大会」(2020年9月12~13日)で発表し、優秀演題に選ばれている。

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