コーセー 小林社長、2020年上期の概況について説明

粧業日報 2020年11月16日号 1ページ

カンタンに言うと

  • コロナ禍で売上2割減も40億円の営業利益を確保
  • デジタル化とパーソナライズ化が進展
  • 中国・韓国の売上は37%増、新販路の売上構成比は約3割に
  • 下期は「コスメデコルテ」と「中国」に注力し巻き返しへ
コーセー 小林社長、2020年上期の概況について説明
 コーセーは10月30日、記者ミーティングを開催し、小林一俊社長が2020年上期(2020年4~9月)の概況について説明した。

 上期は連結ベースで、売上高が23.7%減(為替影響を除く実質22.8%減)の1302億9000万円、営業利益が85.8%減の40億1000万円、経常利益が85.6%減の40億4200万円、純利益が83.0%減の30億9300万円となった。

 コロナ禍で売上高が23.7%減少したものの、コストコントロールの実施により、40億円の営業利益を確保した。

 記者会見で小林社長は上期のトピックスについて、「リスク回避にとどまることなく、ピンチをチャンスに変える攻めの姿勢に転じるべく、コロナ禍における事業の最適化を目指して戦略を進めた。商品面ではコロナ禍で需要の高まりが見込まれる新商品を発売する一方、新商品計画の見直し、発売SKU数の削減などコストコントロールの徹底を図った。また、活動面でもデジタルコンテンツの充実、EC販路の強化・購入可能商品の拡充、オンラインカウンセリングツールの開発などを進めたほか、プロモーションプランの見直し、イベントの延期などリスクコントロールを図った」と語った。

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