テクノビューティーサプライ、小回りの利く生産体制で多元化するニーズに素早く対応

週刊粧業 2021年2月22日号 10ページ

テクノビューティーサプライ、小回りの利く生産体制で多元化するニーズに素早く対応
 テクノビューティーサプライは、既存・新規を問わず、幅広いニーズに柔軟に対応できる体制を強みとしている。コロナ禍においても、小ロット対応を武器に受注を拡大している。

 遠藤真人代表取締役に話を伺った。

 ――現況をお聞かせください。

 遠藤 プロモーションについて、SNSなどを通じたウェブマーケティングが中心となった今、以前よりもさらにスピード感を求められる傾向にある。

 そうした中、まずはテストマーケティングという形で、小ロット製造のニーズも高まりつつある。

 より早く製品化まで結びつけられるようなスピード感のある対応に加え、強みである小ロット製造を生かした提案に引き続き注力している。

 また、当社のクライアントは通販会社が中心となっているが、スマートフォンが普及し、通販で化粧品を購入する人が増えていることから、通販化粧品の市場規模は拡大が続くとみている。

 現在、化粧品業界は厳しい状況にはあるとはいえ、特にスキンケアやヘアケアに関しては1人当たりの使用量がコロナ影響で大きく変化するものではないため、これからも参入する企業は途切れないだろう。

 コロナ禍においても、ヘアケア製品の問い合わせや開発依頼は好調だ。さらに、ヘアケア製品は付加価値をつけることで、まだまだ耕すことができる製品群であると考えている。

 女性は、常にその時の自分にとってベストな商品を探し続ける傾向にあると考えている。特にヘアケアは様々な商品を試す人が多いのではないか。

 化粧品業界は、そうした女性のアンテナや追求心のもとで成り立ってきた。追求心に応えることができるよう、引き続きより良いモノづくりを追求していきたい。

 ――今後の展望についてお聞かせください。

 遠藤 新型コロナウイルスの感染拡大により、市場は大きく変化し、顧客ニーズも多元化していると感じる。まだ収束が見通せない現在の状況下においては、今後も人々のライフスタイルが変化する可能性がある。

 小回りの利く生産体制を生かしながら、臨機応変に各社のニーズに応えていく。

 なお、今後の化粧品製造については、様々な社会変化に対応できるよう、機械化による省人化を進めていく方針だ。
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