グラセル、独自のエコプロジェクトを核に環境対応容器でも業界をリード

週刊粧業 2021年5月17日号 6ページ

カンタンに言うと

  • プロジェクト立ち上げから3年環境配慮への投資をさらに加速
  • エコ素材容器のバリエーションが豊富に、ガラス容器の再評価も
グラセル、独自のエコプロジェクトを核に環境対応容器でも業界をリード
 化粧品の総合容器会社のグラセルは、2019年より「グラセル エコプロジェクト」を立ち上げ、環境対応容器の開発を推進している。

 「CITE JAPAN2021」では、「GREEN(グリーン)」をテーマにした展示ブースに、次世代を見据えた開発容器を一堂に展示する。

 コロナ禍での開催を踏まえ、ブースには光触媒の空気除菌装置や除菌・抗菌・抗ウイルス効果のあるUVライトなどを導入し、安心・安全な展示環境を整えて来場者を迎える。

 来場者には環境対応容器を使用した化粧品とオリジナルエコバッグも用意している。

プロジェクト立ち上げから3年
環境配慮への投資をさらに加速

 同社は推進する「エコプロジェクト」の骨子として「エコ原料」「環境対応容器」「環境への取り組み」の3つを掲げている。

 環境への取り組みでは、サプライチェーンの一翼を担う企業として環境負荷低減に取り組んでいる。

 今年5月には、東日本エリアの物流拠点として埼玉県入間市に倉庫(約3000㎡)を新設し、物流の効率化により輸送時のCO2排出量削減につなげる。

 倉庫内にはクリーンルーム検査場も設置し、関東圏を中心とした東日本で生産された容器は関東にある倉庫で製品の受け入れから検査、出荷、配送まで完結できる体制を整える。

 谷村敏昭社長は、エコプロジェクト開始から3年目を迎え、その進捗に手応えを掴んでいる。「展示会では当社の環境対応容器のバリエーションの豊富さを広くアピールしていきたい」と展示会への意気込みを語り、こう続けた。

 「来場者に安全・安心してブースに来てもらうために、できうる限りの万全な対策を徹底する」

 ブース内には光触媒の空気除菌装置や除菌・抗菌・抗ウイルス効果のあるUVライトを採用し、PCR検査を受けた社員がブースで応対する。展示会終了後は再びPCR検査を行い、社員の安心・安全を確保するという。

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