化粧品の使用実態【夜】-2021年アンケート調査

週刊粧業 2021年7月5日号 12ページ

カンタンに言うと

  • 美容液やトリートメントが使用率UP、ニーズの多様化も進行
  • 髪ダメージのケア意識が底上げ、巣ごもりで入浴時間の充実化も
  • クレンジングはニーズが分散化、バームは1割に
  • 7割が夜のスキンケアを習慣化、「寝る前は使わない」層が微増
  • 美容液の使用率は4割超に、化粧水・乳液の支持は底堅く
  • 約9割が乾燥対策を意識、エイジングケアへの関心も
  • 髪を早く乾かす「時短」を重視、タオルとの併用が増加
  • トリートメントの日常使いが浸透、商品満足度の高さも
  • 歯間清掃具の使用率は4割に、プラスケアの意識が高まる
  • 口臭予防・美白が需要増、ハミガキは自分用が定着
化粧品の使用実態【夜】-2021年アンケート調査
髪ダメージのケア意識が底上げ
巣ごもりで入浴時間の充実化も

 美容観点から夜の生活習慣について調査を実施した。前回調査となる3年前(2018年調査)、前々回の6年前(2015年調査)の結果と比較しながら、入浴、メーク落とし、スキンケアの使用実態を明らかにしていく。

 また、昨年から続くコロナ禍での実施調査であることも踏まえ、コロナ前との美容習慣に対する意識の変化についても考察していきたい。

 まず、入浴時にいつも使用するアイテムは、使用率が高い順にシャンプー(96.1%)、リンス(73.1%)、ボディソープ(69.9%)、洗顔料(68.9%)となった。上位アイテムに関しては、順位・使用率ともに3年前の調査とほとんど変化は見られなかった。

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