インテージ、2020年は基礎化粧品・メークとも市場規模縮小

週刊粧業 2021年10月18日号 42ページ

カンタンに言うと

  • コロナ禍で伸長したECの今後も注視
インテージ、2020年は基礎化粧品・メークとも市場規模縮小
 マーケティングリサーチ国内最大手のインテージは、SRI+(全国小売店パネル調査)やSLI(全国女性消費者パネル調査)などの様々な保有データを活用し、幅広い業界のクライアント企業に対しマーケティングサポートを展開している。

 今回は、パネル事業推進部の千葉潮里氏と次世代消費者パネル事業開発部の新田真由氏に話を伺った。

 ――2020年度の化粧品市場はいかがでしたでしょうか。

 千葉 小売店の20年化粧品業界の市場規模は前年比20.1%減8430億億円で、基礎化粧品(16.4%減)、メークアップ品(25.4%減)と大幅に縮小した。

 基礎化粧品の中ではクレンジングが7.1%減と不調ではあるものの下げ幅が小さかった。パックは34.7%減となっている。

 パックは、インバウンド需要も高い品目のため、既に2019年の中国EC法の施行で落ち込んでいたところに、コロナ禍が追い打ちをかけた形だ。このほか、化粧水(13.6%減)や乳液(22.6%減)も大幅に縮小している。

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