KCMK 竹内俊昭社長、デジタル活用で情報発信を見直し

週刊粧業 2022年1月1日号 50ページ

カンタンに言うと

  • B2Bを強化しB2Cへ回帰
  • 3年内にLINE会員100万人へ、小売業とタイアップし店舗へ送客
  • 作業軽減でAI棚割の提案を、小売業の店舗運営改革が前提に
KCMK 竹内俊昭社長、デジタル活用で情報発信を見直し
 花王グループカスタマーマーケティング(KCMK、竹内俊昭社長)は新しいチャネル・市場にアプローチし顧客との接点を拡大することで、再度、店頭での購入を促進する。B2Bを強化することで、B2Cへの回帰を図る。

 また消費行動の変化に対応し、デジタルの活用によって、販促や顧客への情報発信のあり方を見直す。21年6月にLINE公式アカウントを開設し、2~3年後をめどに会員数100万人を目指す。この基盤を活かし、店舗への送客につなげる。

 コロナ禍での市場の変化やグループの中期計画に連動した施策について、竹内社長にインタビューした。

 ――直近の市場環境と花王製品の販売状況について、お聞かせください。

 竹内 コロナの感染者数が減少し収束の気配がみえ、10月の緊急事態宣言解除後、市場が盛り上がることを期待していたのですが、思ったほどではありません。歳末商戦に入った12月1週目の市場データをみると、トイレタリー、化粧品とも、ほぼ横ばいでした。私が店舗を巡回した時は意外に売れている感じがしたのですが、データとの乖離がありました。

 とは言え、何人かのお得意先の方とお話しすると、けっこう売れたという声が聞かれ、それなりに盛り上がっているようです。12月はコロナが落ち着いています。ひと月でこれまでのマイナスを取り返すことはできませんが、少しでもできる範囲のことをやらせてもらっているところです。

 12月はPayPayのキャンペーンを実施しています。これを最大化することで、小売業さんとわれわれの数字を伸ばしていきたいと考えています。

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