アルビオン 小林章一社長、2022年度経営方針を説明

粧業日報 2022年3月18日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 日本国内のお客さまづくりに集中
  • リアルでの店頭活動を再開、会員の離脱防止を最優先に
  • 中国でもリアルの活動を重視、同国向けスキンケアの開発へ
アルビオン 小林章一社長、2022年度経営方針を説明
 アルビオンは3月8日、オンラインで経営方針説明会を開催し、小林章一社長が2022年度の経営方針について説明した。

 2021年度は、大都市の百貨店・大型商業施設が臨時休業に追い込まれ、インバウンド需要も消失した2020年度に、1956年の創業以来、初の営業赤字となったことを受け、「日本国内のお客さまづくり、長期的な視野に立った愛用者づくり」に集中し、9カ月の変則決算という厳しい状況にあって黒字化を達成した。

 2022年もインバウンド需要の回復が期待できない中、日本国内の店頭活動に徹しつつ、会員の離脱防止にも取り組んでいく。(以下は小林社長の発言要旨)

リアルでの店頭活動を再開、
会員の離脱防止を最優先に

 2021年度決算は、総合売上が8.5%増の443億3200万円、営業利益が17億8400万円となった。国内が6.2%増、海外が18.9%増となっている。

 国内は「アルビオン」がほぼ前年並みの0.2%減、前年にリニューアルを行った「イグニス」が8.8%減、「エレガンス」が順調で35.5%増となった。

 営業本部では日本人売上が0.3%減、外国人売上が116.4%増となり、特に「エレガンス」(163.6%増)の売上が大きく伸びた。

 この結果を踏まえ、2022年度の基本方針は、「日本における日本人・ローカルのお客さまづくり」の着実な推進とした。その実現に向けては、今年発売する新製品や企画が大事であるため、そのことについて少し触れたい。

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