カネボウ陸上競技部の運営母体を花王に移管

粧業日報 2022年10月11日号 6ページ

カンタンに言うと

  • 花王陸上競技部、新たにスタート
カネボウ陸上競技部の運営母体を花王に移管
 花王は10月1日、これまで傘下のカネボウ化粧品を運営母体としていた「カネボウ陸上競技部」を花王に移管し、チーム名を「花王陸上競技部」(高岡寿成監督、スタッフ4名、選手15名、計19名)として新たにスタートした。

 花王陸上競技部は、東京都世田谷区を拠点として活動し、東日本実業団駅伝、全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)などでの優勝を目指すとともに、オリンピックや世界陸上の日本代表選手を輩出するチームに成長すべく、「RUN with HOPE」をスローガンにチーム一丸となってさらなる高みに挑戦していく。

 カネボウ陸上競技部は、旧・鐘紡を運営母体に、1950年に山口県防府市にて「鐘紡陸上競技部」として創部した。

 2006年の花王グループ編入後は、活動拠点を東京都世田谷区に移し、監督の交代、選手の若返りなどチーム体制を強化。ニューイヤー駅伝では、2022年までに通算59回の出場を果たすなど、参加実業団の中でも歴史と伝統を有するチームとして活動を続けてきた。

 今回、その運営母体を花王に移管するに伴い、競技での成果を追求するだけでなく、花王のESG経営のもと、陸上競技を通じた社会貢献活動や、社内外の健康開発に寄与する活動をさらに拡大するなど、事業活動への貢献も見据えた、新たな付加価値を創出する次世代型の実業団チームとして大きな進化を遂げていく。
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