山川貿易、チョコレートと類似したリラックス効果を発揮

週刊粧業 2022年10月17日号 17ページ

山川貿易、チョコレートと類似したリラックス効果を発揮
 山川貿易では現在、Cannabis sativa(麻)由来のKANNABIA SENSE PLFの提案に注力している。

 麻は、驚異的な薬理活性(テルペン類・フェノール類)と向精神作用(カンナビノイド)を持ち、一般的に良く知られている植物だが、生化学的な観点から、まだ十分に活用されていない。

 KANNABIA SENSE PLFはチョコレートを食べたときの脳波と比較するようなデータを持っている原料だという。

 チョコレートを摂取したときにリラックス効果や幸福感に包まれるような効果があることは一般的に言われている。

 MRI(画像)を用いて、同原料を塗布した場合の脳波を調べたところ、チョコレートを摂取したときと同様の反応が見られたという。

 チョコレートは、オキシトシン伝達により脳の快楽領域を刺激することが科学的に証明されているが、KANNABIA SENSE PLFでもオキシトシンの活性化特性が示されている。

 有効成分が生体内で皮膚・脳・神経内分泌系を活性化させ、マッサージを受けたときのような感情への効果があることが明らかになっているという。

 また、社交的な性格や人の魅力に関連が強い領域である脳の快楽領域を速やかに活性化するというユニークな効果もみられる。

 開発元のVytrusは、Cannabis sativaの幹細胞から得られる特定のシグナル伝達脂質画分に注目した。

 皮膚は第3の脳として、もしくは新しい神経内分泌器官として働くと考えられている。

 また、皮膚が産生する分子は、人の心の状態を変えることが可能であるとも考えられているという。

 そのため皮膚に塗布することで、このような脳波への影響がみられるのだという。

 「シワの改善や保湿効果、抗炎症や抗酸化など求められるであろう機能も備わっており、身体と心の両面を健康にするというウェルビーイングのコンセプトに合致した原料となっている」(同社)
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