ベアエッセンシャル 菅野沙織社長、ブランド認知の向上が最優先課題

C&T 2022年12月15日号 64ページ

カンタンに言うと

  • 人生を楽しむための普及を1店当たりの売上拡大を重視
  • アマゾン・アイスタイルに注目、レブロン同様、眠れる獅子を起こす
ベアエッセンシャル 菅野沙織社長、ブランド認知の向上が最優先課題
 ベアミネラルは1995年に米国で誕生したクリーンビューティのリーディングブランドで、資生堂が保有していたが2021年8月、投資ファンドに売却した。同年12月に設立したオルヴェオンの傘下で、事業の再生が進められている。

 コロナ禍でSDGsや地球環境への関心が高まる中、クリーンビューティに動きがみられる。日本で事業展開するベアエッセンシャルは、さまざまなイベントやプロモーションを通して、ブランド認知の向上に取り組んでいる。

 22年8月に就任した菅野沙織社長に、日本市場のポテンシャル、ブランド活性化、販路政策等について、インタビューした。

 ――ベアミネラルの新体制がスタートし、まだ1年が経たず、急きょ社長に就任された印象があります。経緯について、お聞かせください。

 菅野 入社前はレブロンで10年、社長を務めていました。社長職をやりきって、本当は引退して、ゆっくりした人生を送ろうと思っていました。ご縁があって、お話しをいただきましたが、ベアミネラルでなかったら、多分、化粧品業界に復帰していなかったと思います。

 レブロンの社長と同時に、日本輸入化粧品協会の理事長を務め、化粧品の動きをずっとウォッチしてきました。まだ大きな流れにはなっていませんが、コロナ禍になって、SDGsや地球へのやさしさ、健康にいいものが注目されるようになってきた中で、クリーンビューティという言葉が急に動き出したように思いました。

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