PALTAC、付加価値商品の提案で取扱量を増加

週刊粧業 2023年1月1日号 56ページ

カンタンに言うと

  • DX活用で社内外の連携・協働を
  • 業界全体の目線で生産性向上を、リテールソリューションが最大の柱
  • 関東の出荷拠点、ルートを見直し、人材教育、スキルアップを重視
PALTAC、付加価値商品の提案で取扱量を増加
 PALTAC(糟谷誠一社長)は電力費をはじめとしたコスト増や食品業界を含めた商品の値上げによる消費マインドの低迷で経営環境が厳しい中、引き続き、生産性の向上に取り組む。併せて、同社が持つ機能の活用や新しい価値ある商品の提案などで、取扱量の増加による業界全体の発展を目指す。

 そのプロセスでDXを活用し社内外の連携・協働を進め、サプライチェーン全体の最適化につなげる。

 流通業を取り巻く現状認識や中長期戦略の進捗状況について、糟谷社長にインタビューした。

 ――コロナ禍の消費行動の変化について、どのようにご覧になっていますか。

 糟谷 この3年、非常に波が激しいという印象をもっています。巣ごもり需要があったり、あるいは感染者数が急増すればマスクや消毒液、解熱鎮痛剤が動くなど変化の波が大きく、数字が読めない状況が続いています。少し落ち着いてきた感じがしますが、コロナ前と変わっていることは事実です。

 商品の動きで、直近では新型コロナ向け抗原検査キットが第1類医薬品に指定され、売上が伸びています。ここにきて落ち着いていますが、プロテイン、ダイエット、サプリメントの健康関連も好調であり、シャンプー・コンディショナーは引き続き、プレミアム系が順調です。

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